ストロボ光源は、現在最も広く使われている撮影用光源です。
プロの写真スタジオでも標準的な照明器具として使われています。
今回はジェネレータータイプのストロボを中心に、設定や光量調整の手順を解説します。
写真撮影用の人工光源として最も使われるストロボ光源
ストロボは現在、写真撮影用の人工光源として最も広く使われていますが、その種類や目的はいくつかに分けられます。
例えば、コンパクトカメラに内蔵されているストロボは、本来の目的である一定の画質を確保するために、被写体を照らす光が足りなくなったときに発光します。
この場合、ストロボは照明よりも手ぶれ補正やピント合わせを優先した強制的な光源となります。
報道写真では、動いている被写体を止めるために高速フラッシュが非常に重要になります
つまり、照明の利便性よりも、絞り込める光量や動きを止めるフラッシュの方が高く評価されるのです。
ストロボが広告やファッションなどの商業写真の世界に登場した当初は、高速フラッシュで動きを止めることが注目されていました。
しかしその後、ストロボが普及したのは、安定した昼間の光源としてのメリットが認められたからです。
ストロボ光源のキセノン放電管から発せられる光は、太陽光に非常によく似ています。
ストロボが普及する前に広告スタジオなどで広く使われていたタングステン光源とは異なり、調光ボリュームで発光量を調整しても色温度の特性があまり変わらないため、写真撮影に適しているのです。
今では、ほとんどの写真スタジオでストロボが使われています。
ストロボには、電源部(ジェネレーター)と発光部(フラッシュヘッド、ランプヘッドなど)が分離したスタジオ専用タイプと、電源部と発光部が一体化したロケ用の一体型(モノブロック)タイプがあります。
近年、これらの製品にはデジタル技術が導入され、
- 正確な調光
- 安全性能の向上
- 色温度の制御
- PCソフトからの制御機能
など、驚くべき進歩を遂げています。
また、発光部品や関連アクセサリーも多種多様に開発されており、照明に必要なものはほとんど揃っていると言えます。
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ストロボのジェネレータータイプとは?
スタジオストロボの最も一般的なタイプは、電源(ジェネレーター)と発光部(フラッシュヘッド/ランプヘッド)が別々になっています。
ジェネレーターは、AC100V(スタジオによっては200V)を直流に整流し、約600V~900Vに昇圧してコンデンサー(蓄電装置)に電気エネルギーを蓄えます。
カメラに接続されたシンクロコードからシャッター信号が送られると、発光部のキセノン放電管に一気に電気が流れ、太陽光に匹敵する光量を得ることができます。
ジェネレーターは蓄電だけでなく発光量もコントロールし、1台だけでなく2台、4台の光源を接続できるように設計されています。
数十年前のストロボ黎明期には、光量が安定しないため、「充電完了ランプが点灯してから少し待ってから使用する」と言われていましたが、現在ではそのようなことはありません。
光量調整の範囲は機種によって異なりますが、ほとんどの機種が全光量の1/32(-5EV)まで調整可能です。
ストロボのモノブロックタイプとは?
ジェネレーターとフラッシュヘッドが一体化したストロボを「モノブロックタイプ」と呼んでいます。
この名称はもともとバルカー社の造語ですが、現在ではプロ写真家の間では一般的な用語として使われています。
世界的にはこのタイプのモノブロックが最も多く生産されており、欧米では1200Ws以上の高出力タイプも生産されています。
最近はデジタルカメラが主流になっているので、昔ほど光量を必要としないため、デジタル一眼レフカメラを使ったロケには最も適した照明機材と言えるかもしれません。
また、リフレクターやバンクなどのアクセサリーをジェネレータータイプと共用できるのもメリットです。
ただし、主にロケ用に設計されているため、ジェネレータータイプに比べて機能が限定されており、一般的には出力も低くなっています。
また、モデリングランプの光出力もあまり大きくないので、モデリングランプでじっくりとライティングを確認することは難しいかもしれません。
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